2011年8月23日18:06
イベントチケットをオンラインで簡単に作成・告知・管理ができるソーシャルチケットプラットフォーム「PeaTiX(ピーティックス)」を運営するOrinocoと決済代行事業者のデジタルガレージ イーコンテクストカンパニー(デジタルガレージ)は、PeaTiX上の新たな決済手段として、デジタルガレージが提供する「e-context」の決済サービスを導入することで合意したと発表した。
これによりPeaTiXを介して販売するイベントへのチケットが、コンビニおよびオンラインバンキングで決済できるようになり、クレジットカード以外でもチケットを購入することが可能になる。また、通常コンビニでチケットを購入する際にチケット価格に通常加算される発券手数料が、PeaTiXでは不要になる。
今回のPeaTiXコンビニ決済機能の追加に伴い、すでに発売を行っているJリーグ・横浜FCの観戦チケットや、学生団体applim(アプリム)が主催する大学生を対象としたマーケティングコンテスト「applim+(アプリムプラス)」観覧チケットも、コンビニ決済ができるようになった。
PeaTiXは、煩雑なイベント作成・出欠確認・入場管理・代金回収などの問題を解決したソーシャルチケットプラットフォームである。同サイトでイベントを作成すると、専用の共有用イベントURL(短縮URL)が発行され、イベント管理者や参加者はURLをツイートボタンやFacebookの「いいね!」ボタンで告知が可能なため、ソーシャルメディアを介して友人から友人にイベント情報を伝播することが可能だ。
参加者は、PeaTiXアカウントを作成せずに、Open IDでTwitterアカウント、またはFacebookアカウントでのログイン、メールでのオンラインチケット受け取りができる。
PeaTiXプラットフォームの利用は無料だが、有料チケットを発行するイベントの場合のみ、チケット販売額の6%、および注文ごとに70円の手数料がかかるという。また、有料イベントの回収代金は、5営業日以内にイベント主催者指定の銀行口座に振り込を行う。イベント当日も、管理者はPeaTiXのiPhoneアプリでQRコードを読み取り、参加者のチェックイン状況をリアルタイムで管理できる。