2011年9月23日9:00
フランスでは2010年、南仏ニースでNFC決済の実証実験がおこなわれ、成功をおさめた。
ニースに次ぐNFC決済都市として選ばれたのはストラスブール。フランス北東部のライン川左岸に位置するアルザス地域圏の首府である。人口は約27万人。
NFC決済の実証実験に参加するキャリアは、ブイグテレコム(Bouygues Telecom)、オレンジ(Orange)、SFR、NRJ Mobileなどである。
消費者はストラスブールのローカルショップで携帯電話による非接触NFC決済が可能になる。街のパーキングロットも非接触で決済できる。
フランスではNFC決済を推進する都市に対し、政府による資金援助が受けられる。ストラスブールのほか、すでに42の都市とコミュニティがモバイルNFC導入の資金援助対象となっている。
これらの街がすべてNFC決済を導入すれば、近い将来フランスでは3分の2の地域でNFCサービスが利用できることになる。
フランス携帯キャリアは2011年中に100万台のNFC対応携帯を展開すると発表している。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。