2026年9月7日10:15(JST)
【日本】TOPPANは、流通コードの管理及び流通標準に関する国際機関GS1が公開するタグデータ規格「TDS2.0」に対応したRFIDソリューションを開発した。

同ソリューションで導入しているタグデータ規格「TDS2.0」は通常の商品コードに加えて、アプリケーション識別子を活用することで、シリアル番号・製造日・ロットナンバーなどの詳細データをタグ内に直接格納でき、かつ世界中で重複しないユニークな識別コードでの運用が可能だ。これにより、マスタデータ参照のためのデータベース構築も不要だという。現場で必要な情報を直接読み取ることが可能で、かつユニークな識別コードにより、異なる部門のシステムをまたいでも対象を確実に識別できる。同ソリューションは、島津製作所(京都府)のECDセルの在庫管理業務に採用された。「TDS2.0」に対応したRFIDタグおよびシステムの導入は、製造業界で国内初となるそうだ。
「TDS2.0」では、RFIDタグ自体に製造日やロットナンバーなどの詳細データを直接記録できるため、事前のDB構築やマスタ情報の参照が不要だ。通信環境がないオフライン環境でも、タグを読み取るだけで即座に詳細情報を確認できるようになる。
また、150種類以上のアプリケーション識別子を用いた統一の識別ルールにより、個別のシステム構築や、複雑な連携作業を行うことなく、部門間・企業間をまたいだデータ連携とトレーサビリティーを実現する。また、GS1の規格により国際標準化されたユニークデータの保持が可能だ。
さらに、RFIDタグ単体に詳細な情報を持たせる運用は、データ連携を円滑にする一方で、タグに書き込むデータの大容量化が必要となり、従来型のタグでは対応が難しいという課題があった。TOPPANは、長年培ってきたRFIDタグの開発における技術とノウハウを活かし、「TDS2.0」の運用に合わせた大容量RFIDタグの供給を実現した。従来のタグでは入りきらなかった製造日やロットなどの詳細な属性情報をモノ自体に持たせることで、外部DBへ依存しない確実な個体識別と安全管理を実現するそうだ。(paymentnavi 編集チーム)













