2026年9月17日8:30(JST)
【日本】全日本空輸(ANA)のグループ会社で、旅と日常をマイルで繋ぐさまざまな事業やサービスを展開するANA Xは、生活インフラにおけるユーザーとマイルとの接点の拡充を進めている。同社では、従来の航空利用に加え、生活のサービス利用、「ANAカード」や「ANA Pay」などの決済でマイルを貯めることができるライフソリューションサービスを強化しており、一定の成果を感じているそうだ。

ANAマイレージクラブ会員4,700万人突破、 国内外で需要増
ANAマイレージクラブ(AMC)は、ANAグループが提供するマイレージサービスだ。ANAグループが運航するフライトだけでなく、提携しているクレジットカードの利用や、提携店舗、各種サービスを通じてANAのマイルが貯まり、航空券や商品に交換できる。
ANA X 顧客戦略部 AMC推進チーム マネジャー 河野洋平氏は「ANAマイレージクラブの会員数は2026年3月末時点で4,700万人となっています。この数字はグローバルの数字であり、内訳は公表できませんが、国内、海外ともに順調に推移しています」と話す。
その背景として、新型コロナウイルスの感染拡大が終息した後、インバウンド需要が旺盛になっているほか、日本からの海外渡航が持ち直していることがある。とくに、海外の会員数の増加が目立っているという。同部 戦略企画チーム マネジャー星あかね氏は「マイルの発行量は公表はしていませんが、会員数が順調に増えているため、発行量もそれに伴って伸びています」と指摘した。
ANAカードのメリットと、 マイル接点の拡充で一人当たり発行量も増加
さらに、星氏は「マイルの1人当たり発行量についても増加しています」と述べ、その背景についても説明する。具体的には、一人当たり発行量の増加をけん引しているもののひとつに、クレジットカード「ANAカード」での支払いがあるという。
ANAカードで支払えば、普段の買い物で、200円の支払いにつき1マイルが貯まる仕組みだ。さらに「ANAカードマイルプラス」の加盟店で利用すれば、通常のマイルに加えて、さらに100円または200円につき1マイルが加算される。
飛行機に乗ってANAのマイルを貯めるのは、高額な旅費が発生するため、自重するケースもある。しかし、飛行機に乗らなくても、日常生活のあらゆる支払いをANAカードに集約するだけで、マイルが貯まるようになっている。
ANAカードの会員は、日常のカード決済からも、カード会社のポイントを通じてマイルを貯めることができる。ANAカードの会員数も拡大しており、ANAカード決済を起点としたマイル発行が1人当たり発行量を引き上げる大きな原動力になっている。
また、星氏は、もう一つの原動力として、「エアライン以外の日常領域でのANAグループの商材があります。日常の中での利用が、サービス・商品の種類の拡大に伴ってクロスユースが増えているので、マイラーのハードルが下がったことにより、一人当たりの発行量も増え、マイルを貯めるシーンが増えてきています」と説明する。
具体的には、ANA Xは、これまでに、“旅と日常がつながるECモール”をコンセプトとした「ANA Mall」や、1マイル1円相当のチャージを可能にした「ANA Pay」など、数多くのサービスをローンチしてきた。さらに2025年には「ANAでんき」に続き、「ANAガス」など、生活インフラにおける顧客とのマイルの接点拡充に取り組んでおり、2026年3月には新たに、毎月の利用でマイルが貯まるモバイル通信サービス「ANA モバイル」を開始している。
河野氏は「個別のサービスがフックになって会員数が増加したということはありませんが、日常生活の中でのサービスを多く展開することによって、今まで以上にマイルが貯めやすくなっているのは事実です。マイルを貯める最大のモチベーションは、マイルを航空券に引き換えることですが、マイルが貯まりやすくなったことで、そのハードルが下がってきています」と語った。

ANA Pay会員が190万人突破、 ANAカードとの連携をさらに強化
このコンテンツは会員限定(有料)となっております。
詳細はこちらのページからご覧下さい。
すでにユーザー登録をされている方はログインをしてください。















