2011年10月5日8:51
JR東日本は、同社のIC乗車券/電子マネーサービス「Suica」が、2011年11月18日に、10 周年を迎えると発表した。Suicaは、2001年11月18 日に、首都圏の424駅で利用できるIC乗車券としてサービスを開始した。その後、利用エリアの拡大や相互利用の推進、電子マネーサービスなど利用の場の拡大、携帯電話と一体化した「モバイルSuica」やクレジットカードと一体化した「Suica付きビューカード」などさまざまな形態でのサービスを提供している。
現在、Suicaの発行枚数は約3,716万枚で、そのうち電子マネー対応約3,482万枚、モバイルSuica会員数は約261万人。相互利用実施済みのICカードは、PASMO、Kitaca、TOICA、ICOCA、SUGOCA、nimoca、はやかけんとなっている。
電子マネーの利用可能店舗数は、約15万4,190店舗、利用可能箇所は約29万4,370箇所 まで拡大している(2011年8月末時点)。
JR東日本では、今後、「Suica事業」を「鉄道」、「生活サービス」に続く同社経営の第3の柱として確立するため、利用エリアや相互利用ネットワークのさらなる拡大、電子マネーの普及・発展に取り組む。具体的には、全国の10の交通系ICカードの相互利用を2013年春に実施。新たに名古屋市交通局及び名古屋鉄道のmanaca、スルッとKANSAIのPiTaPaとの相互利用を行う。また、Suicaとしては、その情報をマーケティングデータとして活用する新たな取り組みを進めていく。
JR東日本では、10周年記念ロゴを作成し、Suicaのサービス開始10周年を記念して、さまざまな企画を実施するという。