2012年1月27日11:11
ジェイティービー(JTB)は、2012年3月から、ビザ・ワールドワイド・ジャパン(Visa)の協力のもと、Visaトラベルプリペイドカード「MoneyT Global(マネーティー グローバル)」の発行を開始すると発表した。JTBは、2014年度に取扱高1,300億円を目指す。
MoneyT Globalは、利用者がJTBの指定するカード専用口座に日本円を入金すると、海外約200カ国・地域にある190万台以上のVisaやPLUSマーク付きATMから、その国の現地通貨を引き出すことができる。従来のトラベラーズチェックに替わる新サービスとして、海外専用のキャッシュカードのように使え、また海外のVisa加盟店でのショッピングでも利用可能だ。
プランは、「個人利用プラン」と「法人契約プラン」を用意。個人利用プランは、海外旅行の滞在費用や、海外留学における日本からの仕送りなどの用途に利用できる。法人契約プランでは、企業が従業員の利用カードごとに利用限度額を設定できるため、滞在経費を管理することが可能となり、現地で追加費用が必要となった場合でも、ファームバンキングなどを通じて追加入金が可能だ。
カード専用口座には、日本国内のATM・窓口やインターネットバンキングで入金できる。利用者は、平日15時までに振込が完了すれば、1時間後には海外での引き出しやショッピング利用が可能となる。海外での万が一の盗難・紛失時には、JTBの海外サポートデスクが日本語でサポートする。
個人利用プランは、3月1日から、専用Webサイトで受け付けるほか、JTBグループ約800店舗での受付取次を行う。法人契約プランは、JTBグループの法人営業網にて受付取次を行う。
また、日本国内約40万社との取引実績があるリコーリースと協業し、個人・法人両プランとも同社の顧客には提携カードを発行する。なお、リコーリースとの提携カードは、商品名「Global money」となる。