2012年2月28日18:34
NTTデータは、決済クラウドサービス「PastelPort」および、スマートフォン・タブレット端末向けクラウドサービス「PastelPort Plus」のOEM提供およびパートナープログラムを開始すると発表した。
PastelPortは、POS端末向けに、クレジット決済や中国銀聯決済をはじめ、各種電子マネーなどの決済サービスをワンストップで提供する決済クラウドサービスである。PastelPort Plusは、スマートフォン・タブレット端末向けにクレジット決済および、クレジットサイン伝票の電子化サービス(伝票保管サービス)やその他業務コンテンツの拡充を行うクラウドサービスある。
今回、両サービスのOEM提供開始により、OEM導入企業は自社の得意分野を生かしつつ、自社のクラウドサービスメニューを拡張することができ、小売店などに対し豊富な決済サービスをワンストップで提供可能だ。
パートナー企業がNTTデータのパートナープログラムを導入すれば、多様かつ実績のある決済サービスを、自社サービスに追加することができるとともに、小売店などに対してワンストップでサービスを提供することが可能となる。また、パートナー企業は、ROE改善やサービスラインアップ拡充による顧客囲い込みを期待できるとともに、必要なメニューのみのOEM導入や販売を行うことができるため、自社の得意分野や強みを十分に生かすことができるという。
パートナープログラムは、独自のネーミング・独自の料金体系でサービスを販売可能な「OEMパートナー」、独自の料金体系で販売が可能な「セールスエージェント(販売代理店)」、見込み客をNTTデータに取次ぎ、連携してセールス活動を行う「セールスパートナー(販売取次店)」、決済代行事業者が包括加盟店契約とセットで提案する「タイアップパートナー(包括販売代理店)」の4つを設けている。
OEM提供メニューについては、PastelPortが、クレジット、J-デビット、中国銀聯、非接触IC決済、ポイント管理、プリペイドカードとなる。一方、PastelPort Plusが、クレジット決済、伝票保管、中国銀聯(2012年6月提供開始予定)のサービスとなっている。