2012年3月3日9:00
プリペイドカード事業の拡大で銀行を買収したグリーンドット。気になるのはどんなサービスを提供するかだ。
銀行買収の主な理由は、カードブランドのプリンシパルメンバーになること。いままでBINスポンサーに払っていた手数料を削減できる。
ただ、それだけでは銀行買収の意味がない。グリーンドットのSteve Streit CEOは小切手口座を拡大するというビジョンを発表した。
銀行口座をもてない人たちのため、年収75,000ドル以下の人たちに小切手口座を提供する。詳細はまだ発表していないが、7月末までにスタートする予定だ。
規制当局もこの施策をサポートするはず、と語っている。
米プリペイドカード市場は競争が激化。AmexやDiscoverは手数料無料のプリペイドカードを推進している。これにグリーンドットはどう対抗するか。銀行サービスを組合わせた新しいメニューを打ちだすに違いない。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。