2012年3月19日15:13
三菱UFJニコスはこのほど、旅行会社の日東トラベルと、iPhoneを使いクレジットカードおよび銀聯カードに対応できるカード決済ソリューション「ペイメント・マイスター」の導入で合意し、中国人向け旅行販売で2012年3月21日からその取り扱いを開始すると発表した。
日東トラベルは、国内5支社と中国2箇所に拠点を持っている。日中双方の個人・団体旅行の取り扱いに定評があり、最近は訪日旅行の企画・販売に注力し、中国人観光客約5万6,000人の受け入れ実績がある(平成22年度)。
なお、同社の顧客の代金受領は、約7~8割を出発前に、残り分(オプショナルツアーなど追加費用を含む)を空港などの出先で行う精算方式である。今回、決済業務の効率化と顧客利便性の向上を目的に、中国で主流の銀聯カード(デビットカード・クレジットカード)の決済を処理できる同システムの採用を決定した。
具体的な利用法としては、まず同社従業員がiPhoneに専用カードリーダを装着する。続いて顧客の銀聯カードを読み込み、金額をタッチパネルに入力する。その後、顧客が暗証番号をタッチパネルに入力する流れとなる。従業員は顧客の面前で決済処理ができるため、中国人観光客にとって分かりやすく安心な仕組みであると三菱UFJニコスでは発表している。