2012年4月9日9:00
スマートフォンやタブレットの良さは、直感的に情報をチェックできることである。世界中の金融機関は、理性を感性に翻訳する作業に余念がない。
ニュージーランドのウェストパック(Westpac)は、モバイルバンキングに車のイメージを取込んでユニークなサービスをはじめた。
名づけてキャッシュタンク(Cash Tank)。ガソリンタンクをもじって、現金タンクにした。ガソリンが少なくなるとメーターは徐々にレッドゾーンに近づく。同じように、預金残高が少なくなると、メータが左にふれる。
利用者は残高の高低を設定できるので、実際に残高がある場合でもレッドゾーンで注意を喚起できる。キャッシュタンクは、1口座の残高しか表示できない。
金融サービスを感性に訴えると、いろいろと親しみやすいものになるだろう。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。