2012年6月6日15:30
キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)は、2012年7月2日から、店舗や機内販売、イベント会場などの対面販売業務において、その場で決済とPOS(販売時点情報管理)ができるハンディターミナルシステム「POS-TABLE(ポスタブル)」を発売すると発表した。価格はオープンプライスとなる。
従来のハンディPOSシステムは、決済とPOSに対応したものが少なかったという。POS-TABLEは、これら2つのシステムを融合した決済ハンディPOSパッケージソフトで、キヤノン製のハンディターミナル「PRea AT-3700/AT-3300/AT-100」に組み込めば、決済とPOS両方の業務を一台で処理できる。
例えば、百貨店や量販店、路面店などにおいて、POSレジの代わりにその場で現金、クレジットカード、電子マネーの決済が行えるので、特設売場やレジで顧客を待たせることなくスピーディーに対応できるという。また、POSシステムと連動させることで、売上状況をリアルタイムに把握したり、POSデータを活用して売れ筋商品の分析が可能だ。このほか、飲食店や旅客機・列車の機内販売、イベント会場などでの対面販売業務でも威力を発揮する。
すでに、同端末は、磁気クレジット・接触ICクレジット、銀聯カード決済に対応している。また、「PRea AT-3700」を使用すれば、FeliCa技術を利用した電子マネーにも2013年春から対応する予定だ。同端末では今後、交通系や流通系の各種電子マネーに順次対応していく計画となっている。