2012年6月8日13:00
銚子市とイオンは、2010年のイオン銚子ショッピングセンター(現イオンモール銚子)のオープンを機に、双方が持つ資源を有効に活用し、市民サービスの向上と地域のさらなる活性化に協働して取り組むことを目的として包括提携協定を締結している。今回、地域の商業活動の活性化を目的とした「バイ銚子運動」の取り組みの1つとして、地域通貨機能を有する「犬吠WAONカード」の普及を促進するため、市役所庁舎1階市民課前に、WAONチャージ機を設置した。WAONチャージ機の自治体施設への設置は、全国初となる。
チャージ機は2012年6 月11 日午後1時に稼働する。当日は、銚子市の野平市長がチャージ機の稼働開始に際して最初のチャージを行う予定となっている。
なお、WAONチャージ機の設置と併せ、銚子市のご当地WAONカードである「犬吠WAONカード」を地域の加盟店で利用した際に付与される地域共通ポイント「すきくるスター」を、地域づくり活動に寄付できる新しい仕組みに対応した地域情報発信端末「こちょっぴー」も設置した。
犬吠WAONカードは、イオンや市内近隣の加盟店(2012年4月現在73店舗)で利用可能となっている。同カードでは、利用者の売上金額の0.1%が、銚子市に寄付される仕組みとなっており、2012年度は318万6,878 円の寄付が行われたという。また、利用者は、加盟店で犬吠WAONカードにより買い物を行うと、通常のWAONカードと同様に200円ごとにWAONポイントが1ポイント付与されることに加え、すきくるスターのポイントも1ポイント付与される。すきくるスターのポイントは、加盟店での割引に使えるほか、市民が地域づくりに参画することができる事業「地域貢献プログラム」に寄付することができる。また、こちょっぴーは、フェリカポケットマーケティングとNPO 法人BeCOM(すきくるプロジェクト)が共同開発した小型アンドロイドタッチパネル端末であり、犬吠WAONカードに貯まったすきくるスターを地域貢献プログラムに寄付できるほか、銚子市の魅力を紹介する動画、観光スポットや加盟店の情報などを閲覧できるという。