2012年7月2日19:10
TISは、2012年7月2日から、金融機関が新たに国際ブランドデビットカード事業を始めるために必要な各種業務システムから、入会受付やコールセンターなどの運営業務までをトータルで支援するアウトソーシングサービス「国際ブランドデビットカード プロセッシングサービス」を金融機関向けに提供すると発表した。
同サービスは、ブランドデビットのカード決済業務に必要なシステムの導入から、運用・保守、そして入会受付やコールセンターなどのサービス業務までを、自社で保有せずにアウトソーシングが可能だ。
TISのデータセンター(DC)を活用してサービス提供するため、新規にネットワークやハードウェアの構築の必要がなく、導入コストを抑えることができるという。また、ノンカスタマイズであれば6カ月程度でサービスインが可能となる。
同サービスは、金融庁やFISC(金融情報システムセンター)策定の金融機関等コンピュータシステムの安全対策基準に準拠した国内データセンターにて運用しているため、リテール事業開始に関する法的課題もクリアできる。また、同データセンターは、ペイメントカードのグローバルセキュリティ基準である「PCIDSS Version2.0」に準拠しているという。
TISでは同サービスを、ブランドデビットカード事業を立ち上げたい地方銀行(地銀)を中心とした金融機関に提供していき、2015年までに10社の導入を目指す。また、同サービスでは、すでに先行ユーザーとして2社への提供が決定している。