香港の決済サービス事業者「AsiaPay」と業務提携(ソフトバンク・テクノロジー)

2012年8月28日17:34

ソフトバンク・テクノロジー(SBT)は、香港の決済サービス会社であるAsiaPayと香港地域におけるオンライン決済サービスを中心としたイービジネス事業において、業務提携したと発表した。加えてSBTは、香港向けシマンテック社のNortonセキュリティ製品販売サイト(nortonstore.hk)に、AsiaPayの決済システム「Pay Dollar(ペイダラー)」を採用した。Pay Dollarを利用し香港の現地法人を介すことで、これまでユーザー側が受けていた為替レートによる影響をなくし、香港ドルのままで決済できるようになるという。

AsiaPayの『Pay Dollar』を利用したECサイトの決済フロー (出典:ソフトバンク・テクノロジーのプレスリリース)

AsiaPayは、2000年に香港で設立され、東アジアを中心に9つの事業所(香港、中国、台湾、シンガポール、マレーシア、タイ、フィリピン、インド、ベトナム)でビジネスを展開している。決済ソリューションとテクノロジーベンダー、または、決済サービスのプロバイダーとして、銀行や企業、世界市場におけるイービジネスにおいて、電子決済処理ソリューションおよびサービスの普及を推進している。これらは、国際クレジットカード、デビットカード、プリペイドカード決済に対応している。AsiaPayは、銀行に対しては支払決済ソリューションベンダー、加盟店に対しては決済サービスプロバイダー、クレジットカード各社に対しては3-Dセキュアソリューションベンダーとしてそれぞれ認定されているという。

今後SBTは、同仕組みを香港のみならず韓国や台湾でも展開し、東アジアへの進出を目指すEC事業者への提供を予定している。

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