2012年12月28日9:00
米国では、2012年末のホリデーシーズンの小売にちょっとした異変がおきていた。いままで何年間もレストラン業界が、第4四半期の売上げを伸ばすために使っていたマーケティング手法を、小売流通が取入れたのだ。
その手法とは、ボーナスギフトカード。たとえば、25ドルのギフトカードを買えば、5ドルのボーナスギフトカード。100ドルのギフトカードを買えば、25ドルのボーナスギフトカードがもらえるというもの。
景気後退期で消費者のサイフのひもがかたい昨今、ギフトカードにボーナスがつく特典はアピールする。全米小売協会によると、2012年に最低1枚以上ギフトカードを買うという人は、5人に4人以上いた。
ギフトカードの購入予定金額は155ドルで、過去10年間で最も高くなっている。ボーナスカードは消費者の購入意欲をそそり、購入を加速する。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。