2013年1月9日12:48
ワコムは、藤田観光が運営するワシントンホテルチェーン・ホテルグレイスリーに導入する「対面型セルフチェックイン機」に同社の液晶ペンタブレット、DTF-720が採用され、運用を開始したと発表した。
PlanDと藤田観光が共同開発した対面型セルフチェックイン機は、国内初の電子レジストレーション(宿泊)カード機能が搭載されており、宿泊客が備え付けのスタイラスペン(電子ペン)で液晶画面上に直接書き込むことで、チェックイン、精算、チェックアウトの手続きを完了できる。また、「藤田観光グループ・メンバーズカードWAON」を使用すると、すべての手続きを電子サインのみで完了可能だ。同システムの導入により、チェックインおよびチェックアウトの待ち時間を短縮し、より細やかなサービスの提供が可能となる。
現在、手書き電子サイン入力の需要は金融、保険、医療、流通、サービスと多岐に渡った業界で高まっており、業務情報の入力・保管の一元化、承認および決済のサインを電子化するなど、手続きをシステム化することにより、業務効率の向上が図られているという。