2013年1月31日9:00
リチャード・ブランソン会長率いるバージングループ(Virgin Group)傘下のバージンマネーは、バンクオブアメリカの一部門である英国MBNAのクレジットカード資産を買収することになった。その額10億ポンド、約1,400億円だ。
現在バージンマネーのクレジットカードは、MBNAの提携カードとして発行している。その本体を買収しようというのだ。バンクオブアメリカはリーマンショック以降リストラを進めているが、今回の売却はその一環。
バージンマネーはこの買収にあたり、全マスターカードの会長であるランスウェーバーをトップに登用した。ウェーバー氏はかつてMBNAの取締役だった。
このディールは2014年初頭に完了する予定。バージンマネーは約20億ポンドのクレジットカード資産をもつことになる。
バージングループはリテール金融を強化し、航空部門やメディアにつぐもうひとつの柱を確立しようとしている。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。