2010年11月4日17:52
凸版印刷、富士通エフ・アイ・ピー(富士通FIP)、NTTカードソリューションは11月4日、電子マネーギフトサービスで業務提携したと発表した。
今回の提携により、凸版印刷と富士通FIPが提供している、「ギフトカードASPサービス」とNTTカードソリューションが提供している、電子マネーギフトサービス「EJOICA(イージョイカ)」を連携させ、ギフトカードASPサービスを利用している企業向けに、ネット上で任意の金額のチャージを可能にする電子マネーギフト「ネット@ギフト」(ネットアットギフト)を開発、2011年2月上旬から提供を開始する。
同サービスでは、企業が行うキャンペーンのインセンティブなどの用途で、ギフトカードASPサービスへ任意の金額をチャージできるID(ギフトID)を発行する。このIDは、メールやWebでの表示、シール、DMなどさまざまな形で、企業から消費者へプレゼントされる。消費者は、パソコンや携帯電話で専用の登録サイトにアクセスし、ネット@ギフトのギフトIDと、消費者が保有しているギフトカードのカード番号を登録。企業があらかじめ定めた金額をネット@ギフトを通じて、消費者の持つ「ギフトカード」にチャージすることができる。企業は、各種キャンペーンやプロモーションのツールなどとしてギフトIDを配布、消費者の来店を促進し、顧客化へつなげることができるという。
今後はギフトカードASPサービス導入企業で採用されたネット@ギフトを、NTTカードソリューションの販売代理店約7,000社を通し、新たな電子マネーギフトとして販売する。同提携により、凸版印刷と富士通FIPはギフトカードASPサービスの今年度の新規の導入企業を10社、関連受注を含めた売上5億円を目指す。また、来年度中を目標に既存のギフトカードASPサービス利用企業へのサービス展開を推進し、標準サービスとして採用をを目指す。