2013年3月9日9:00
世界最大手のPOSメーカーのベリフォンは、スマートフォンを活用したカードリーダとアクワイアリングでSquareやIntuitと激しい競争を繰りひろげてきた。
昨年5月にはセイル(Sail)という新しいカードリーダを投入。ICカードも取扱える機種もそろえた。新たな船出かと期待されたが、昨年12月には突如スモールビジネスを対象としたセイルのアクワイアリングビジネスから撤退すると発表した。
そして2013年2月、セイルのホームページで、ひっそりとセイルビジネスを新しいオーナーに引継ぐという告知を出した。
既存加盟店には1月末に売却は完了。3月1日をもってベリフォンとしてのサービスを終了するというメールを送信している。
世界最大手のPOSメーカーからみると、スモールビジネスを対象にしたモバイルPOSの利益はあまりにも小さすぎたようだ。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。