2013年4月23日9:00
ロンドンバスといえば赤い2階建てのバスを想起する。ロンドンに欠かせないシンボルだ。
そのロンドンバスでキャッシュレス乗車が加速する。現金での乗車券販売を2013年中に廃止する方針だ。
現在バス料金の1.5%が現金。金額に直すと5,700万ポンド、85億円強になる。
しかし、現金を取扱うコストは3,500万ポンドかかるという。つまり現金はロンドンバスにとってお荷物なのだ。
ロンドンの電子マネー「オイスターカード」と現金をバスチケットで比較すると、現金のほうが1ポンドよけいにかかる。
完全キャッシュレス化には課題もある。カードをなくしたとき、カードに残高がなくなったときにはどうするか。そんなときには、スマートフォンなどのモバイル機器が役立ちそうだ。
■「カードBizと僕の勝手気ままログ」のリアルタイム更新はこちら
※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。