2013年5月22日9:00
ブルックリンの米国連邦検察は、史上最大のATM強盗があったことを発表した。その額4,500万ドル。日本円にして約45億円だ。
手口はハイテクを使い、洗練されたものであったという。プリペイドカードを扱っているインドの会社のシステムにハッキングで侵入。引出限度額を上げたり、消去したりした上で、不正カードのIDデータを追記した。
このデータを磁気ストライプカードに書込み、新たなカードを作成。使い古したカードが、無制限に引出せるカードに変身する。
このカードを世界中のアソシエイトと呼ばれる仲間に配布。ATMから現金を引出して、ロレックスや車を購入し、マネーロンダリングを繰返していた。
日本でも不正カードが使われた形跡がある。まるで映画の「オーシャン13」をみているような手口だ。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。