2013年11月21日10:31
日立製作所は、日立ソリューションズと共同で、ユニーとUCSが発行を開始するユニーグループの電子マネー「uniko(ユニコ)カード」のシステムを構築したと発表した。
「uniko」は、磁気のプリペイド型決済サービスで、2013年11月21日から稼働し、「アピタ」(アピタ精華台店を除く)、「ピアゴ」、「ユーホーム」など229店舗(11月21日時点)の直営売場にて「unikoカード」の発行と利用がスタートした。
同システムは、日立ソリューションズのポイント管理ソリューション「PointInfinity(ポイントインフィニティー)」を活用して構築。日立ソリューションズは、2008年にパッケージ版「PointInfinity」を、2011年からSaaS版「PointInfinity」の提供を行っている。今回、初めてポイントと合わせて電子マネーの管理に適用。「PointInfinity」を採用することで、電子マネーやポイントの発行、管理に必要なシステムを、短期間かつ低コストで構築可能だ。また、今後、「unikoカード」の利用店が拡大しても、柔軟に対応できるという。
今回、「unikoカード」システムでは、電子マネーと電子マネー利用時に付与されるポイントの残高情報、取引履歴情報などをサーバで一元管理される。また、店舗のPOSレジやチャージ機と連携し、電子マネーの精算、ポイント付与を行うという。なお、利用者は「ユニコWebサービス」にて会員情報の登録や残高照会が可能だ。
なお、ユニーとUCSは、2014年2月末に「unikoカード」の会員数90 万人、そして5年後の2018年に会員数430万人、直営売場におけるカード決済比率55%(クレジット含む)を目指すと発表している。さらに、2014年秋には全国のサークルK・サンクスでも利用可能となる。