2014年5月1日17:43
パスロジは、フィッシング対策技術のヨーロッパ特許が成立したと発表した(特許番号:EP1936528)。ヨーロッパでの特許成立により、日米欧中韓など、世界主要国で特許が成立したという。
同特許技術は、ログイン画面に表示されるカラーブロックと、ソフトウェアトークン側に表示されるカラーブロックのマッチングにより、正規のサイトを判別するものとなる。規定の秒数が経過するたびにカラーが変化。また、正規のサイトであるかをチェックしたうえでカラーブロックが表示されるため、HTMLをコピーしただけの偽装サイトではカラーブロックの取得はできないそうだ。
最近では、金融機関等におけるフィッシングの報告が増加しており、ワンタイムパスワードだけでは十分な対応ができないという。
パスロジでは、先月発表した「ハイブリッドワンタイムパスワード」に、このフィッシング対策技術を組み合わせることで、ワンタイムパスワードによる本人確認に加えて、フィッシング対策を行う。さらに、MITB(マン・イン・ザ・ブラウザ)対策を組み込むことにより、金融機関等でのユーザ認証セキュリティリスクを実用レベルで確実に解決できると考えているそうだ。