2014年6月11日19:07
インターメディアプランニング(IPI)は、2014年6月13日から、iPhoneにアプリをインストールして顔写真と情報の登録をするだけで、「手ぶら」で支払いでき、店舗と顧客とのコミュニケーションを実現する新システム「KAOTAS(カオタス)」をスタートすると発表した。
「KAOTAS」はBluetooth Low Energy技術(BLE)を利用して、iPhoneアプリをインストールした顧客が来店すると店舗に設置したビーコンに反応、自動で店舗にチェックインを行うサービスとなる。
また、インターネットで利用されているオンラインショッピングの仕組みを通常の店舗でも活用し、顔パスでハンズフリー決済を実現するそうだ。KAOTASは「顔パス」で生まれる、店舗と顧客のリアルなコミュニケーションに注目。顧客が来店すればするほど店舗との関係を深めることができるという。店舗は顧客の来店をKAOTASですぐに知ることができる。さらに、来店状況に応じた特典や、顧客にあった情報を提供することができるそうだ。
利用者は、App StoreでKAOTASをダウンロードしたら、自身の写真を登録し、プロフィールやクレジットカード情報(VisaもしくはMasterCard)を入力する。そして店舗に来店したら「KAOTASで!」と伝えるだけで決済が完了する。
なお、クレジットカード情報については、決済時にのみ利用され、店舗および同アプリに通知は一切行われない。クレジットカード情報は、PCI DSSに準拠したGMOペイメントゲートウェイのサーバで厳重に管理されるそうだ。
KAOTASは、M’s Kitchen(エムズキッチン)が運営する、ベルギー本店がギネスに認定されている「ベルギービールの聖地」デリリウムカフェをはじめとする都内3店舗でサービスを開始する。なお、KAOTASが使える時間帯は17時~23時となっている。