2014年6月24日11:30
NRIセキュアテクノロジーズ(NRIセキュア)は、ペイメントカードの国際セキュリティ基準である「PCI DSS」の準拠支援サービスを行っているが、サービスの提供地域を国内から海外に広げ、グローバル展開を進める企業に求められる、クレジットカード情報保護対策を支援すると発表した。
今回、NRIセキュアが「PCI DSS準拠支援サービス」の提供地域をグローバルに拡大することにより、PCI DSSの準拠を進める企業は、国内でも海外拠点でも、同じサービスをワンストップで利用できるようになる。
NRIセキュアは、PCI DSSの準拠条件の1つである「外部脆弱性スキャン」を行う認定スキャンニングベンダー(Approved Scanning Vendor:ASV)として、日本企業として国内で初めて、全世界でサービスを提供開始するという。国内と同様に、海外で「PCI DSS認定スキャンサービス」を提供し、英語あるいは日本語でスキャンレポートを発行する。
また、同社はPCI DSSに対する準拠性を審査する機関である、認定セキュリティ評価機関(Qualified Security Assessor:QSA)の1つでもあるが、今回、「PCI DSS 準拠審査サービス」の対象地域を、従来の「アジア太平洋」から、「北米」まで広げている。日本企業のQSAで、北米もサービス対象地域としているのは、NRIセキュアのみとなるそうだ。
NRIセキュアでは、今後さらなるグローバル展開を図るため、「PCI DSS準拠審査サービス」の欧州エリア等へのサービス拡大も計画している。
PCI DSS事業のグローバル展開により、NRIセキュアは、PCI DSS準拠支援サービスで、約20社を対象に、年間4億円の売り上げを見込んでいる。