2014年9月3日19:42
イオンと北九州市は、2014年9月3日、包括連携協定を締結したと発表した。
今回の協定は、北九州市とイオンの双方が持つ資源を有効に活用し、地域の一層の活性化および市民サービスの向上に協働して取り組むことを目的に締結したという。同協定の締結により、北九州市とイオンは、市民の健康づくりや高齢者施策をはじめ、災害対策、地産地消の推進と国内外のイオングループの店舗網を活用した北九州市産品の販売促進のほか、電子マネー「WAON」の活用などについて協力し、取り組みを進めるそうだ。
第一弾として、イオンは北九州市に由縁があり、北九州市漫画ミュージアムの名誉館長を務める漫画家の松本零士さんの代表作「銀河鉄道999」をモチーフにした「元気発進!北九州WAON」を2014年9月11日から発行する。まずは、北九州市のイオン4店舗、マックスバリュ7店舗をはじめ、九州全県のイオン、マックスバリュ、ホームワイド、イオンバイクなど計248店舗で販売を開始し、順次全国に拡大するという。購入者は、全国18万9,000箇所の「WAON」加盟店で同カードを使用して支払いを行うと、その金額の一部をイオンから北九州市に寄付し、市が進める健康づくりと高齢者施策の推進活動に役立てられるという。
初年度のカード販売目標は3万枚で、発行手数料は1枚300円(税込み)となる。
なお、イオンのWAONは、2014年7月末現在、4,280万枚が発行されており、2013年度の年間利用件数は約9億件、年間利用金額は約1兆5,800億円となっている。