2014年10月3日11:21
バリューデザインは、9月30日から、愛知県・静岡県でスーパーマーケットを展開するフィールコーポレーションに、クラウド型電子マネー発行システム「バリューカードASPサービス」を提供すると発表した。新たに「フィールさくらカード」を発行し、まずは静岡県浜松市中区にある、フィールハミングより運用開始。順次、導入店舗を増やしていくそうだ。
フィールさくらカードはプリペイド型電子マネーで、ポイントが先付けされる点が特徴となる。入金額に応じてポイントが付与されるため、ポイントがはやく貯まるサービスとなるそうだ。特典に関しては、入金額に応じてポイントが 0.5%付与され、500ポイントに達すると電子マネーに自動変換され、500円分として翌日以降に利用可能だ。自動変換されることで、使い忘れの防止となっている。また、携帯電話やスマートフォンから会員登録すると、登録完了時に100ポイントがプレゼントされる。
フィールコーポレーションではこれまで、店舗・品揃え・サービス・価格など、スーパーマーケットとしての本質的な部分に加え、顧客の囲い込み施策として、主に自社クレジットカードの発行に注力してきた。結果として、クレジットカードホルダーが増え、一定層の囲い込みに至ったという。一方で、競争が激化する業界において、さらなる施策の1つとして、独自の電子マネーを発行することになった。顧客の利便性向上のため、POS を改修し、レジ処理のスピードをあげたという。店舗スタッフの負担軽減にもなり、フィールさくらカードを普及させるインフラを整えたそうだ。