2014年12月5日9:00
みごとに右肩下がりから、なだらかな高原状態になったグラフである。調査会社のメリカトールがまとめた米国クレジットカードの延滞率と貸倒率の軌跡だ。
2014年第2四半期の延滞率は2.25%、貸倒率は3.34%だった。ブルーの延滞率グラフはリーマンショック後の6.78%からみごとに連続下降している。
貸倒率は2010年第2四半期の10.79%をピークに約3分の1に減少した。米国経済が堅調ということである。
米国のクレジットカード残高は増えていないが、取扱高の成長力は強い。良質な残高と右肩上がりの取扱。米国カード会社の収益は絶好調だ。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。