2015年1月6日9:00
年末になるとさまざまな総括記事が発表される。米国FRBアトランタも2014年決済イベントのトップ10を発表した。
1位はデータブリーチ。ハッカーによるカード番号の盗難流出である。2013年後半からつづくデータブリーチは2014年にピークを迎えた。
ターゲットにはじまり、ニーマンマーカス、ホームデポ、ステープルズ、UPSなど大手流通のPOSシステムから大量のカード情報が流出したのである。銀行ではチェイスも被害にあっている。
数千万件規模のカード番号やトランザクション情報、顧客の属性情報までもがハッキングされたのだからたまらない。米国がウクライナに端を発したロシアへの経済制裁に対し、ロシアのハッカーが対抗したといわれている。
年末、北朝鮮がソニーの映画上映にハッキングを仕掛けたが、いまや国家戦略としてハッキングが横行するようになった。お互いが尊敬し合えるネット社会が必要だ。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。