2015年3月4日22:26
凸版印刷は、決済やポイントサービス、クーポン券などの顧客管理をスマートフォンに集約する「決済マーケティング・プラットフォーム」の提供を、2015年3月上旬から開始すると発表した。
「決済マーケティング・プラットフォーム」は、現金や電子マネーを用いた決済やポイントシステム管理、CRMアプリ制作・運用までをワンストップで提供するサービスとなる。同サービスを導入することで、企業は顧客に対し、決済の簡便化や購買情報に連動したレコメンド情報の配信、優待サービスの提供など、顧客満足度の向上につながる施策を効率的かつ効果的に提供できるという。
同サービスは販売に先立ち、ダスキンが運営する「ミスタードーナツ」専用のプリペイド式カード「ミスタードーナツカード」に採用されている。
具体的な特長として、現金や電子マネーを用いた決済やポイントサービス、クーポン券など決済関連サービスをスマートフォンに一元化することで、買い物客の負荷を軽減するという。また、販促活動から決済までのマーケティングプロセスをスマートフォンに一元化し、より機動的なCRMを実現可能だ。さらに、」プリペイド方式(前払式)なので、将来の売り上げを確保し、再来店を確かなものにするという。導入にとっては、すでに運用しているポイントシステムや顧客管理システムと連携させるカスタマイズ化も可能だ。
凸版印刷は同サービスを流通業界や飲食業界などの小売業界、サービス業界へ拡販予定となっている。2015年に30社への新規導入、約15億円の売上を目指す。