2015年5月13日21:50
NXPセミコンダクターズN.V.は、Qualcomm Incorporatedの子会社であるQualcomm Technologies, Inc.がQualcomm Snapdragon 800、600、400、200プロセッサ・ベースのプラットフォームの全製品に、NXPの近距離無線通信(NFC)とエンベデッド・セキュア・エレメント(eSE)ソリューションを採用すると発表した。Qualcomm SnapdragonはQualcomm Technologies, Inc.の製品となる。新しいリファレンス・デザインは、NFCの用途をホーム・オートメーション、コンシューマ・エレクトロニクス、車載、スマート家電、PC、ウェアラブルなど、スマートフォン以外の分野に拡大するという。
NXPのNFCとeSEソリューションのSnapdragonプラットフォームへの採用は、モバイル、車載、IoE(Internet of Everything)セグメント向けのモバイル決済やデジタル認証などの多様な新アプリケーションでセキュアなトランザクションの普及を加速し、Qualcomm Technologiesのセキュリティ・ソリューションをさらに強化できると期待している。NXPが提供するのは、最近発表したPN66Tモジュールをベースに開発したNQ220モジュール。NQ220はデバイスへの認証発行プロセスを簡素化し、モバイル・ウォレットのほか、プリペイド、交通、アクセス管理用アプリケーションの設計コストと設計にかかる時間を大幅に低減可能だ。これにより、サービス・プロバイダにとって新規アプリケーションの提供がより容易になるという。