Samsung、AIは空気のように動く「アンビエントAI」に進化 AIエクスペリエンスを幅広いデバイスに拡大へ

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2025年7月22日8:30

サムスン電子(以下、Samsung)は、2025年7月18日に、「大阪・関西万博2025」のテーマウィークスタジオにて、「Galaxy AI」が進化するユーザーのニーズや懸念にどのように対応しているかをさらに探るパネルディスカッションを開催した。当日は、SamsungからはMX事業部テクノロジー戦略チーム副社長兼責任者であるソン・インガン氏、Qualcomm(クアルコム)からは副社長キム・サンピョ氏が登壇した。司会はイ・ヒゴン氏が務めた。

Samsung MX事業部テクノロジー戦略チーム副社長兼責任者ソン・インガン氏、Qualcomm(クアルコム) 副社長キム・サンピョ氏

SamsungはAIの重要性を認識
日常生活での利用者も2倍に増加

ソン氏は、「歴史と革新が共存する大阪の大阪万博に参加できることを光栄に思います。Samsungは早くからAIの重要性を認識していました」と述べる。Samsungは、昨年初めに発売された「Galaxy S24」と、24日に公開されたAI機能「Galaxy AI」を提供している、また、今年発表した「Galaxy S25」により、「人間の生活を具現し、真のAI時代を開いた」とソン氏は述べる。SamsungはAI技術開発にさまざまな努力と着実な投資を行ってきた。また、Qualcommとは戦略的なパートナーシップを構築している。

6カ月間のデータを見ると、非常に速いペースでAIが活用されていることが確認できる。ソン氏によると、「スマートフォンで最も重要なのは生産性の向上」だという。ユーザーにとっては多くの機能があるよりも「実際に使えるかどうか、自分にとって役に立っているかどうかという、実際の体験の方が大切だと思います」と述べる。

実際、日常生活でAIをよく使うユーザーは約2倍に増加している。また、回答者の半数はAIを使う主な理由として生産性向上を挙げており、約40%はAIを「想像力発揮のツール」として活用している。「Galaxy S25」シリーズのユーザーの70%以上が「Galaxy AI」を活用しているそうだ。

一方で、77%がAIは暮らしに有益な経験や機能が提供できていないとした、また、97%がAIは使い方が難しくうまく使いこなせない、96%がAIを下手に使うと個人情報漏洩リスクが高まると回答している。そのため、暮らしに役立ち、手軽に、安心して使えるAIが重要となる。

オンデバイスAIとマルチモーダルAI
高速処理が土台に

AIは、日常生活や仕事で与えられる時間の一部になっているという。例えば、AIにより、条件に合った飲食店をリアルタイムで、簡単かつ迅速に見つけることができるため、今後は待ち合わせ場所の心配はなくなるそうだ。

また、オンデバイスAIは、AIの演算において、プロセッシング自体がグラウンドコンピューティングに関わらずにデバイス上で処理される。そのため、より安全に保護が可能だ。マルチモーダルAIは、視覚情報を分析可能だという。AIがさまざまな認識において理解し、ユーザーに適合した情報を提供する。

AIをスマートフォンでスピーディーかつスムーズに活用するためには、高速処理が土台となる。AI体験を可能にするQualcommの最先端チップセットは、最適なユーザー体験を提供するため、強力な機能を提供しており、CPU、GPU、NPUなど、各作業に最も適したプロセッサーの効率的な活用が可能だ。

AIモデルの軽量化も進む
モバイルイノベーションをリードへ

また、2023年3月の175億から2024年7月には8億とAIモデルの軽量化も進んでいる。さらに、AIの信頼性確保に向けたグローバル認証・標準のチップセットを提供している。

安心して使えるAIに向けて、強力なセキュリティ、個人情報保護の強化、オンデバイス処理が求められる。パフォーマンスと安全面を両立しているそうだ。

SamsungとQualcommのAIビジョンとして、ユーザーが何も言わなくても個々に合った必要な情報を提供するなど、空気のように日常に浸透して有機的に動く「アンビエントAI」に進化するという。スマートウォッチ、ロボティクス、ヒューマノイドなどさまざまな機器をつなげる中心としてスマートフォンはよく使用される最も個人的なデバイスであり、4.5時間から5時間のパーソナライズされたエージェントとみなされる。これにより、モバイルイノベーションをリードし、AIエクスペリエンスをさまざまなデバイスに拡大して、インテリジェント・コンピューティングを実現させるそうだ。

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