2015年10月27日20:18
GMOペイメントゲートウェイ(GMO-PG)は、電気・ガス・水道・通信など毎月定期的に料金を徴収する事業者に適した決済サービスを2016年1月より提供開始する。
各事業者は、同サービスを利用することで、「クレジットカード決済」「口座振替」「払込票払い」の3つの決済手段を消費者へ提供可能となり、また消費者への請求日や入金サイクルを事業者のニーズに合わせてカスタマイズできるので、業務のさらなる効率化が図れるという。
また、提供開始に先駆けて、2015年10月27日より一般事前申し込み受付を開始する。なお、すでに電力小売自由化に参入する既存電力会社や新電力会社などの導入が決定している。
サービスの特徴として、電気・ガス・水道・通信などの支払いでは欠かせない「クレジットカード決済」「口座振替」「払込票払い」の3つの決済手段を一括で提供するので、事業者は、GMO-PGと契約するだけでこれらの決済手段の利用が可能となる。また、請求処理・管理、請求フォーマットの統一など、各決済手段でそれぞれ生じる煩雑な業務を一つの管理画面で行えるため、業務負荷の軽減が図れるという。
また、「クレジットカード決済」「口座振替」では、消費者にクレジットカード情報や口座情報を入力してもらう必要があるが、GMO-PGが消費者のクレジットカード情報・口座情報をトークン(乱英数字の文字列)に置き換えて決済処理を行うため、事業者はクレジットカード情報・口座情報に触れることなく(=「処理」「伝送」「保持」しない)決済することが可能となる。
さらに、消費者の支払い手段の申し込み方法は、Web申し込みと紙申し込みの両方に対応。非対面市場の決済サービスでは、Webにしか対応していない場合もあるが、同サービスを利用することで、インターネットを使わない消費者にもリーチすることができるという。
そのほか、通常、「クレジットカード決済」「口座振替」で継続払いをする消費者に対して、事業者はその都度請求を行う必要があるが、同サービスでは、消費者への請求日を柔軟に設定できるため、事業者側のニーズに合わせた業務フローを構築することができるそうだ。
加えて、消費者から各決済手段で回収した料金の入金はGMO-PGが一本化するので、事業者は「クレジットカード決済」「口座振替」において、『締め回数・締め日・入金までの期日』をそれぞれ所定の回数・日から選択することができる。これにより、自社の資金繰りのニーズに最適な入金サイクルを設定することができ、『毎日締め』『2営業日後入金』など入金日を大幅に短縮することも可能となる。
なお、GMO-PGは、2006年の地方自治法改正に伴って公金のクレジットカード払いが可能となった当初より、日本年金機構や東京都・大阪府をはじめ、数々の地方自治体等にクレジットカード決済サービスを提供しており、ここで得た実績とノウハウを集約し、同サービスを実現したそうだ。
GMOペイメントゲートウェイ株式会社
GMO-PGは、ネットショップや SNS・スマートフォン上で展開するコンテンツなどの非対面販売型の事業者、NHKなど月額料金課金型の事業者、並びに日本年金機構や東京都等の公的機関など5万4,000店舗(GMOペイメントゲートウェイグループ2015年3月現在)の加盟店に、クレジットカードをはじめとする決済処理サービスを提供しております。消費者と事業者にとって安全性が高く便利な決済を実現し、日本の決済プロセスのインフラになることを目指しております。決済業界のリーディングカンパニーとしてイノベーションを牽引し、日本のEC化率の向上に貢献いたします。