2015年12月3日9:00
フィンテックは銀行にとって脅威。銀行が消滅する日。という論調がニュースのタイトルで踊っているが、本当に脅威なのだろうか。
米国クレジットユニオン協会(CUNA Mutual Group)は2014年の実態を調査した。5,300社の実データに基づいたものだ。
それによると、資産規模50億ドル以上のクレジットユニオンでは、2011年から2014年にかけて顧客数が減少していることがわかった。この間、米国の人口は年率1%伸びているにもかかわらずである。
この減少要因がフィンテックによるものだと、CUNAは解説している。日本ではまだこんなことはないだろうが、米国では現実にフィンテックが銀行顧客を奪っている。