2016年1月1日9:00
ファストフードでモバイルの事前予約が大人気だ。スターバックスは「ノータイム、ノーライン(No Time, No Line)」というキャッチフレーズで大々的にキャンペーンを展開している。
ノータイム、ノーラインとは、レジで注文する時間や待ち時間がなく、レジに並ぶ必要がない、ということ。ファストフードは先に決済しておくので取りっぱぐれがなく、レジ処理もいらない。
ピザハットやチポトレもモバイルの事前予約・決済サービスを実施している。メキシコ料理のファストフードであるタコベルも同様のサービスを開始した。その成果がはやくも現れている。
スタートして4か月で200万人がアプリをダウンロード。初日には全米タコベル店舗の4分の3で事前予約を受付けた。客単価は一般より事前予約の方が20%高く、売上げを押上げている。
レジ待ちの後ろを気にすることなく、ゆっくりメニューを選べること。その際トッピングをしてみようという気にさせられることが、客単価アップにつながっている。