2016年10月24日16:07
新生銀行とアプラスは、米国で発行されている富裕層向けクレジットカード「Luxury Card」(ラグジュアリーカード)について、日本で初めて2016年11月1日より提携発行および取り扱いを開始すると発表した。新生銀行では、同カードを新生銀行グループの個人向けステータスカードとして位置づけ、新生総合口座パワーフレックスの利用者への申し込み取次ぎを開始する。
ラグジュアリーカードの提携発行に先立ち、アプラスと米国でラグジュアリーカードを発行するBlack Card LLCの日本法人であるBlack Card Iは、アプラスが日本国内で独占的にラグジュアリーカードを発行するための提携クレジットカード契約を2016年5月に締結した。また、新生銀行は、新生銀行グループのステータスカードとしてラグジュアリーカードを日本国内で富裕層向けにBlack Card Iと共同でマーケティング展開するための基本合意書を10月19日付で締結した。
Black Card LLCは2008年に英国に本拠を置く国際金融グループBarclaysの米国クレジットカード連結子会社と提携し、「Visa Black Card」の発行を開始した。2015年より「Mastercard Black Card」にリニューアルし、2016 年より「Mastercard Gold Card」および「Mastercard Titanium Card」を追加導入して、ラグジュアリーカードとして3種類の金属製カードを発行している。同提携発行による日本での事業展開は、ラグジュアリーカードの海外進出の第1カ国目となる。
新生銀行グループでクレジットカード事業を展開するアプラスでは、 富裕層向けステータスカードとして、ラグジュアリーカードの取り扱いを開始。ラグジュアリーカードは、24金のプレーティングが施された最上位クラス「Mastercard Gold Card」をはじめ、3種類とも日本市場では初となる独自の金属製デザインと構造を採用するクレジットカードであり、 Mastercard最上位クラスである「World Elite Mastercard」を日本で初めて提供するのが特徴だ。また、24時間365日対応のデスクによるグローバル・コンシェルジュサービスなど、富裕層へ特別なサービスを提供するという。
また、 新生銀行では、 利用者がパワーフレックスで利用する商品やサービスに応じて優遇サービスを提供する「新生ステップアッププログラム」について、ラグジュアリーカードの利用者に最上位のプラチナステージを適用するなど、ラグジュアリーカードの申し込みの取次ぎ開始を機にラグジュアリーカードを展開するためのプログラムやキャンペーンを実施する予定だ。さらに、Black Card Iと連携し、富裕層向けのマーケティングにも共同で取り組むという。