2016年11月25日11:30
スクデットはこのほど、近年増加しているなりすましによる不正決済、ポイント詐欺、商品詐取、アカウント乗っ取り、個人情報の盗難など、インターネット上のあらゆる不正を削減すべく、誤認知率0.0028%を誇る、デバイス認証システム「iovation(アイオベーション)」(開発会社:iovation、米国オレゴン州ポートランド市)の提供を開始した。2016年7月よりサービスを導入した越境ECサイトA社では、1カ月ですでに不正購入による損失の大幅な抑制に成功している。
従来、ID・パスワード、生体認証、マトリックス認証、ワンタイムパスワードなど、さまざまな認証方式によって、“アカウント=顧客を認識・管理する”という方法がとられてきたが、それだけでは、ID・パスワードが盗用、推測されてなりすましにより悪用されてしまったり、同一人物によって複数のアカウントを作成されて悪徳行為を行われてしまったり、といったことを防ぐことができなかったという。
スクデットが提供するデバイス認証システム「iovation」はPCやスマートフォンなどのデバイスがサイトにアクセスした際に、一意のデバイス番号を付与し、端末の特定を行う。この端末の特定により、デバイス単位=ユーザー単位での不正行為を検知することが可能になり、なりすましはもちろん、たとえ不正行為を行うユーザーがこれまでと別のアカウントを登録しようとしている場合でも、すぐに取引を中止したり、ブロックしたりすることができるようになったそうだ。
「iovation」は、日本を含む全世界で400社以上に導入されている。特に、米国・欧州の大手金融機関のオンラインバンキングで多数採用された実績が評価され、近年国内でも大手カード会社に導入された。「iovation」が他社のデバイス認証システムと比較して選ばれたポイントは、①正規のユーザーを守る、世界No.1の「誤検知率」、②99.9%を超える「サービス稼働率」、③平均レスポンス100msの処理速度 / 1加盟店100万を超える1日のトランザクション処理数、④非公開の独自の国際特許技術――の4つがあるそうだ。