2017年3月7日21:49
ジェムアルトは、ジャパンネット銀行が日本の銀行としては初めて、カード型OTP(ワンタイムパスワード)トークンディスプレイカードを採用し、利用が開始されたことを発表した。ジャパンネット銀行は2016年11月29日より新規口座開設者へジェムアルトのDisplay Cardを無料配布している。
近年、外出先でのオンラインバンキングの利用が増え、より使いやすく、持ち運びしやすいトークンへのニーズが高まっていたという。そこでジェムアルトの Display Card がセキュリティと携帯性の2つの要素を両立していることが評価され採用が決定した。
ジェムアルトのDisplay Card は、薄さ0.8ミリ厚とキャッシュカードと同サイズで財布やパスケースにも入れられ携帯性に優れていること、また、カード上のワンタイムパスワードの表示部分の数字の見やすさを向上している点が特徴となる。
ジェムアルトでは、OTP生成に加え、将来的に決済まで含めた多機能カードやFIDO(ファイド)に準拠した生体認証を備えたカードなどの開発も予定している。同様にスマートフォン向け決済内容のメッセージングによる二経路認証とFIDO生体認証アプリケーションの開発の為のツールキット(SDK)を提供している。