2017年4月26日9:00
PayPalのモバイル対応が進んでいる。2016年のモバイル決済取扱高は1,020億ドルで、前年対比53%アップ。第4四半期の総取扱高に占めるモバイル決済取扱高シェアは31%になった。
それをさらに加速させるため、Googleと提携した。Googleが推進するAndroid Payの決済手段としてPayPalを使えるようにする。
Android Payを受付けるインストア、インアプリ、オンラインのマーチャントであればどこでもPayPalが使える。まずは米国のウォルグリーンズやダンキンドーナツからスタート。
PayPalはオンラインだけでなくリアルワールドの決済を拡大するため、2016年から提携を拡大している。Visa、Mastercard、Discover、Citi、FIS、FacebookやMessengerなど。Googleとの提携はその一環だ。
競合の決済サービスであっても、自社の顧客利便性を高めるためなら手を組む。PayPalの快進撃はつづきそうだ。