2017年5月5日9:00
取引の8割から9割が現金だといわれているインドで、高額紙幣廃止令が出たのが11月。モディ政権は強力にキャッシュレスを推進しているが、その成果があらわれている。
Visaの報告によると、2017年にはいってからの3カ月間のトランザクション件数が前年同期比2倍になった。
紙幣の流通を制限すれば、現金の利用が減り、キャッシュレスの決済手段が必然的に利用されるようになる。
Visaの受付加盟店数も50%増え、200万件になった。国際ブランド決済を受付ける加盟店の伸びしろはまだまだある。競合のPaytmは2月時点で300万件のアクセプタンスを獲得した。
インドは13億人強の人口を抱え、GDP成長率は7%代という成長国家である。もディ首相はキャッシュレスによって、透明性の高い、健全な国家をめざしている。