2017年5月24日20:20
オリエントコーポレーション(オリコ)は、日本ビューホテルと提携し、2017年5月24日より、電子決済サービス「Alipay(支付宝:アリペイ)」を導入すると発表した。
Alipayは、スマートフォンで表示された「QRコード・バーコード」を販売店舗側の専用端末・タブレットPCで読み取ることで簡単に決済が完了するサービスとなる。
今回のAlipay導入では、プリンター内蔵型のハンディタイプの決済端末を使用する。同決済端末は、持ち歩きが可能であり、決済端末の設置場所まで利用者が移動する必要がなく、その場で決済を完了させることが可能だ。
日本ビューホテルは、直営ホテル12店舗、提携ホテル7店舗の合計19店舗のホテルを展開している。現在、中国人のインバウンド需要が個人消費へとシフトしてきている中、宿泊費・ホテル内レストランでの決済に中国国内で利用が伸びているAlipayを導入し、訪日中国人旅行者のさらなる利便性向上を目指す。
オリコは、訪日外国人の買物額の39.4%を占める中国人のインバウンド需要を取り込むことを目的に、Alipayの日本での提供を2016年8月から開始した。
今後もアリペイの決済サービスの提供に加え、マーケティングツールの「KOUBEI(コウベイ)」を活用することで、提携各社の売上拡大に向けた支援を強化していきたいとしている。
なお、KOUBEIは、Alipayアプリ内にあるサービスの1つで、Alipay導入加盟店の詳細やお得な情報をいつでもどこでも調べることができるツールとなる。スマートフォンの位置情報機能を利用して、近くのAlipayが利用可能な店舗の検索が可能であり、店舗情報(住所・電話番号・地図等)やクーポン情報を掲載することができるという。