2017年6月1日9:00
技術革新が新たなビジネスチャンスを生み、既存勢力を追い落としてしまう。投資の世界でもそれが起きようとしている。
これまでブルームバーグが独占してきた投資情報市場だが、そこに新参者が現れた。2014年9月30日創業のフィンテックベンチャーSymphony(シンフォニー)である。
5月16日PNB Paribasのリードで6,300万ドルを調達。これまで3回のラウンドで総額2億2,900万ドルを調達している。時価総額は10億ドルを超え、ユニコーンクラブの仲間入りを果たした。
サービスをスタートしたのは2015年。ゴールドマンサックスやシティ、ドイツバンクなど14社のブローカー14社が参加した。
クラウドをベースにしたメッセージングプラットフォームで、企業と従業員、そしてクライアントとのコラボレーションを効率よく安全に管理できるのが特徴。投資のコミュニティを形成し、インタラクティブな関係を構築する。