2017年5月29日19:36
インコム・ジャパンは、2017年6月1日から、富士薬品(富士薬品グループ)が運営する1,200店舗を超えるドラッグストアグループ(ドラッグセイムス、ジャストドラッグ、シバタ薬品、ドラックポピー、ドラッグストアスマイル、アメリカンドラッグ、モリキ薬局、ドラッグストアレモン、ドラッグモリヤマ、くすりの森山、ドラッグストアキリン、ドラッグストアコスモ21、ドラッグササオカ、ノザキ薬品)において、「WeChat Payment」の取り扱いを開始すると発表した。今回の導入により、インコム・ジャパンによる「WeChat Payment」の取扱い店舗数が3,000店舗を超え、国内最大のWeChat決済網となったそうだ。
「WeChat Payment」は、中国で月間8.49億人以上のアクティブユーザーを誇るSNS「WeChat(微信)」のユーザー向け決済サービスとなる。中国でのトランザクション数は1日5億回以上となっている。
インコム・ジャパンはこれまでPOSレジで支払が完了した時点で対象のカードを有効化するPOSA技術を活用し、国内5万店舗以上にてプリペイドカード(POSAカード)の流通・販売を行ってきたが、今回はそのPOSA技術を応用することで「WeChat Payment」決済を最小限のPOSレジ改修のみで導入を可能とした。これまで、同様の決済は、店舗に別途専用端末を設置することが一般的だったが、中国人観光客の消費行動が多様化する中、決済拠点を増加させることにより、観光中に日用品や化粧品等を購入できるなど多様な利用シーンに対応できると考えており、中国人観光客に最も利用される業態であるドラッグストアを運営する富士薬品グループに導入したそうだ。