2017年6月23日19:00
デジタルワレットは、仮想口座プラットフォームとAI技術を活用し、スマートフォンを使ったe-walletサービス第一弾として、国際送金・ペイメントサービスが利用できるアプリ「Smiles Wallet」の提供を、2017年6月22日に一般公開したと発表した。
Smiles Walletは、日本に220万人以上いる外国人居住者を中心に、毎日を積極的に活動するインターナショナルなユーザーの生活を支えるという。また、AIの活用により、利用者個々に合わせた最適なユーザーエクスペリエンスを提供するとともに、一部業務の自動化により効率的なサービスを目指すそうだ。
最初のサービスリリースは、フィリピンの金融機関であるDevelopment Bank of the Philippines(DBP)と提携した、デジタル送金・支払サービスの提供となる。フィリピン各地のDBP支店だけでなく、3,000カ所を超える拠点と接続したデジタルワレットプラットフォームを、ユーザーはスマートフォンを通じて、利用することが可能だ。
また、デジタルワレットは、Bank of the Philippine Islands、およびLandbank of the Philippinesとも提携し、フィリピン各地への送金需要をカバーする。さらに、ユーザーは社会保障制度に対する支払い等も、Smiles Wallet仮想口座から直接行うことが可能となる。
今後、Smiles Walletを利用したサービスとして、世界各国に対するグローバル送金サービスや、各種生活・金融サービスとの連携を予定しているという。
なお、デジタルワレットは、おサイフケータイの開発・運用を行ってきたメンバー、電子マネー「Edy」(現楽天Edy)の開発やソニーグループのデジタルサービス・デザインメンバー等が集結し、サービス展開を行っているそうだ。