2017年7月12日20:39
GMOペイメントゲートウェイ(GMO-PG)と、横浜銀行、アルメックスの3社は、2017年7月12日に、GMO-PGと横浜銀行の開発した「銀行口座と連動したスマホ決済サービス」の仕組みを活用し、自動精算機・スマホ決済システムとの決済連携およびキャッシュアウトの実現に向けて、検討を開始することに基本合意したと発表した。キャッシュアウトは、小売店のレジや自動精算機などにおいて、デビットカードやスマートフォン等の端末など銀行口座連動型の決済手段を利用することで、銀行預金の引き出しができる仕組みのこととなる。
GMO-PGと横浜銀行は、「銀行口座と連動したスマホ決済サービス」(〈はまぎん〉スマホ決済サービス『はまPay』)を共同開発し、7月3日より提供開始している。『はまPay』は、横浜銀行の口座保有者が、横浜銀行の加盟店での支払い時に、スマホアプリから即時に口座引き落としによる支払いができるサービスとなる。一方、アルメックスは、医療機関やホテル・飲食店・ゴルフ場向けに、自動精算機やスマホ決済システム、各種受付・フロントシステムを提供している。
今回、GMO-PG、横浜銀行、アルメックスの3社は、 横浜銀行が提供する『はまPay』と、 アルメックスが医療機関向けに提供する自動精算機、およびスマホ決済システム「Sma-pa CHECKOUT(スマパチェックアウト)」において、決済連携とキャッシュアウトの実現に向けた検討を開始するそうだ。
これにより、「Sma-pa CHECKOUT」の支払い方法として、『はまPay』が利用可能になる。『はまPay』は口座から代金が即時に引き落としされるサービスのため、クレジットカードやデビットカードの未保有者で、入院費・救急診療費など、急な支払いの発生で手持ちの現金がなくても、その場で即時にお支払いできるようになる。
また、2017年4月に施行された銀行法施行規則の改正により、デビットカードやスマートフォン等の端末を用いた「キャッシュアウト」が、日本国内でも一定の条件下で認められることとなったが、『はまPay』とアルメックスの自動精算機を利用した新たなキャッシュアウトサービスを実現するべく、GMO-PGがシステムの構築を行う。これにより、近くにATMがなくても、『はまPay』のスマホアプリを利用することで、病院に設置された自動精算機から現金の引き出しが可能になるそうだ。
なお、同キャッシュアウトサービスは、病院に加え、ホテルやゴルフ場などの自動精算機からの現金引き出しにも対応できるよう、検討を進める。
GMOペイメントゲートウェイ株式会社
ネットショップやデジタルコンテンツなどのオンライン事業者、NHKや定期購入など月額料金課金型の事業者、並びに日本年金機構や東京都等の公的機関など6万7,921店舗(GMO-PGグループ2016年3月現在)の加盟店に総合的な決済関連サービスを提供しております。
また、決済サービスを中心に、加盟店の売上向上に資するweb広告サービス等の付加価値サービス、加盟店の成長を資金面からサポートする融資等の金融関連サービスの提供、海外決済サービス提供等の海外事業などを行い、年間決済処理金額は1.8兆円を超えております。