2017年7月23日9:00
モバイルアプリの利用者は若年層が多い。しかし、ドラッグストアのWalgreensは55歳以上のシニアが20%強を占めている。これは平均の2倍だ。
Forrester Research2017年報告によると、毎週1回ショッピングアプリを使っているスマートフォン保有者は9%だという。
なぜWalgreensに55歳以上が多いのだろう。それは処方箋や健康サプリメントなどのヘルスケア商品を扱っているからである。
Walgreensはシニアが簡単に、フリクションなしに使えるように、アプリを継続改善している。たとえば、タッチボタンを大きくしたり、フォントサイズを自分に合わせて拡大できるようにしたり。
あるいは、メニューを簡素化したり、薬を飲む時間を知らせてくれたりする機能をもたせている。高齢化が進む日本では、この視点が欠かせない。