2017年8月25日8:00
タウン情報誌“Chikuski”で提携店の紹介や提携店が提供する優待サービスを案内
九州の旧産炭地(飯塚市、直方市、田川市、嘉麻市、宮若市など)の筑豊エリアでフリーペーパーのタウン情報誌“Chikuski” (B5版、オールカラー刷り、116ページ、2001年8月創刊)を毎月発行している株式会社トーン(本社:福岡県飯塚市、創業:2001年4月)が、“Chikuski”と連携して、地域の共通ブランドの連合プログラムであるCHIKUSKI*PASSカードを2016年8月から発行している。CHIKUSKI*PASSカードは、コンタクトレスICカード(MIFARE)を採用している。(和田文明)

プログラムの仕組みは、提携店での支払金額100円につき1ポイントが貯まり、貯めたポイントは、1ポイント1円として使うことができる。(ポイント5倍、6倍キャンペーンもあり)参加費用は無料で、個人情報の登録も不要である。ただし、ポイント残高の確認をWEBで行う場合は、ユーザ登録が必要となる。ポイントの提供は、現金支払いの場合に限られ、提携店のロイヤリティカードなどとの併用についての対応は、提携店によって異なる。ポイントの有効期限は最終発行日から6カ月である。
現在、提携店は、飯塚市、直方市、田川市、嘉麻市、宮若市などを中心に184店(2017年4月末現在)。特典ポイントの提携店の業種は、レストランや居酒屋、カラオケ、菓子店、学習塾、写真館、エステ、美容院、家具店、不動産、質店などと多彩な顔ぶれである。提携店184店の内訳は、グルメ関係が最も多く96店、美容関係が41店、ライフスタイル関係が47店で、タウン情報誌“Chikuski”で、毎月提携店の紹介や提携店が提供する優待サービスを案内している。地域の共有ブランドの連合プログラムであるCHIKUSKI*PASSは、コンセプトが明快で、スマートである。なお、コンタクトレスICカードを採用しているが、プリペイド電子マネーの機能はない。

(図表)は、CHIKUSKI*PASSのカード発行枚数と提携店数のカード発行開始の2016年8月から2017年4月末までの8カ月間の推移を示したものである。プログラムスタートからわずか8カ月後の2017年4月末現在の稼働カード枚数は1万1,568枚で、すでに1,000ポイント以上獲得したユーザは419人、最高は10万ポイントを超えているとのことだ。
CHIKUSKI*PASSのカード発行枚数と提携店数の推移
| 
 | 2016年8月 | 2016年10月 | 2016年12月 | 2017年4月 | 
| カード発行枚数 | 12,500枚 | 16,700枚 | 21,210枚 | ― | 
| 稼働カード枚数 | ― | ― | ― | 11,568枚 | 
| 提携店数 | 104店 | 125店 | 147店 | 184店 | 
タウン情報誌“Chikuski”2017年6月号他より作成
(レポート「ポイントカード・ロイヤリティマーケティング市場要覧」より)
 
				 
								



 
								 
								








 
								 
								 
								 
								

 
								 
								 
								 
								 
								 
								 
								 
								 
								 
								 
								 
								 
								 
								 
								 
								 
								 
								