2017年9月29日7:00
公益社団法人 日本観光振興協会、一般社団法人 日本旅行業協会(JATA)、日本政府観光局(JNTO)が主催する世界最大級の旅のイベント「ツーリズムEXPOジャパン2017」が2017年9月21日~24日まで、東京・有明の東京ビッグサイトで開催された(23日と24日は一般公開日)。
今回は全国47都道府県、世界130カ国以上の国と地域から、過去最高となる1,310の団体や企業などが出展。昨年よりも出展社は11%増加し、出展小間数は2,130小間となり、昨年の2,100小間を上回った。内訳は、海外675小間、国内657小間、その他269小間、主催ブース9小間の出展となっている。また、来場者数は過去最高の約19万1,500人となった。
会場では、国内と海外ブースに分かれて、各エリアでさまざまな企業や団体が出展した。オフィシャルスポンサーのジェーシービー(JCB)では、日本発唯一の国際ブランドとして、旅行をサポートしている。会場では、海外旅行に役立つ情報やJCBの海外サービスが紹介された。ブース内でのアトラクション、および抽選会に参加した人全員にプレゼントを用意した。
また、会場内の飲食で利用できる優待情報をJCBの海外旅行アプリで提供した。「ツーリズムEXPOジャパン2017」では、全国のご当地どんぶり16種類(ハーフサイズ)の食べ比べができるグルメイベント「全国ご当地どんぶり選手権」を開催。それ以外にも、世界のグルメを食べることができるフードコートは毎年人気となっている。フードコートでの決済はQUICPay、Suicaなどの非接触決済でも利用可能。
指紋認証システム「Touch&Pay」を開発するLiquidは、「経済産業省おもてなしプラットフォーム」ブースに来場した人に対し、毎日先着100名に「全国ご当地どんぶり選手権」のチケットを“指“にプレゼントした。紙のチケットを渡す代わりに、指を機械にタッチして商品を受け取る取り組みを実施。また、各日最大50名を対象に、来場者の手荷物を、指紋認証を使って預かった。ブース担当者によると、同取り組みは「Touch&Pay」のPRを兼ねたものであり、原資もLiquidが負担しているという。
ビットコイン・ブロックチェーン企業であるbitFlyer(ビットフライヤー)と提携してビットコイン決済サービスの導入を開始した旅行代理店のエイチ・アイ・エス(H.I.S.)では、23日、24日の一般公開日にビットコイン決済専用ツアーを販売した。
会場には航空会社も出展したが、世界的な航空アライアンス「スターアライアンス(STAR ALLIANCE)」、「ワンワールド(One World)」も展示を行った。いずれも複数の航空会社が提携する企業アライアンスとなり、スターアライアンスには日本の全日空、ワンワールドには日本のJALが属している。マイレージによるFFP(フリークエント・フライヤーズ・プログラム)、共同運航便、ラウンジの提携などが活発に行われている。
ルートインホテルズは、ルートインホテルズオリジナルキャラクター「ルートン」や共通ポイント「Ponta」のオリジナルグッズの販売を行った。
なお、2018年は、9月20日~23日(一般公開日は22、23日)まで、東京ビッグサイトで行われる予定だ。