2018年2月20日18:21
ジェーシービー(JCB)は、2018年中のサービス開始に向け、日本カードネットワークとの共同により、国内のQR・バーコード(一次元コード)を使用した決済サービス(以下、 コード決済)の統一規格の策定と情報処理センターの構築に着手した。
近年、 QRコードを中心としたコード決済が拡大しているが、 各社のコード決済は異なる規格・仕様で展開されており、導入する加盟店において読み取り端末の費用や店頭でのオペレーションの負荷が増加しているという。また、国際ブランド付きのクレジットカード取引とは異なり、不正取引防止等のセキュリティに関する基準・ルール等は、各事業者の判断に委ねられている状況だ。
これらを踏まえ、QRコード・バーコード両方の統一規格を策定し、コード決済専用の情報処理センターの構築に着手した。QRコード・バーコードの特性を踏まえ、コード読み取り時の容易性やスピーディな取引を実現しつつ、コードの生成や認証という部分も含め取引全体がセキュアとなるよう設計するという。また、同規格は、より多くのコード決済事業者に参画してもらえるような新たな枠組みとして検討していくそうだ。