2010年10月5日9:00
Visaはインドのプリペイドカード市場が930億ドル、約8兆円になると予測した。
インドでは現在、クレジットカードとデビットカードの取扱高は個人消費支出のわずか3%。日本と同じように現金が支払手段の大きなシェアを占めている。
そんななか、Visaはこの現金を置換えるベストソリューションはプリペイドカードだと位置づけた。
インド政府や金融当局、中央銀行などは、現金から電子決済への意向を志向している。現金の製造コスト、流通コスト、保管コストを考えれば、当然のことといえる。
現在インドでプリペイドカードの市場普及率は極めて低い。しかし、Visaの調査によると、回答者の40%がプリペイドカードを知っていると回答。84%が近い将来プリペイドカードをもちたいと回答している。
審査不要、銀行口座不要で多くの人がもつことができるプリペイドカード。インドでの浸透を期待したい。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。